こんにちは、つるりです。
40代50代になると「あれ?」が増えますよね。「食べてもないのに体重が増える」って、どういうこと?本気で戸惑います。
そんな私がたどり着いたのが漢方です。漢方などの東洋医学では「体重が増える」「体が大きくなる」と言っても、体質や季節などによって原因が違うという考え方をします。実は、「水を飲んでも太る」というのは身体からのサインなんです。
今回は、そんな身体と水の関係を徹底解説します!
では、いってみよー!
水を飲んでも太るのは身体の中で水分が渋滞している状態
「水滞」という言葉を聞いたことありますか?漢方の言葉で「水」の巡りが悪くなってる状態」のことです。
雨の日や梅雨など外的要因で一時的にそうなる場合もありますが、慢性的に「水滞」の場合は、水が溜まってるから身体が冷えて、脂肪が燃えづらいです。あとは単純に、身体に水が溜まっているからその分体重が増えてしまうんです。
「水滞」の症状とは
東洋医学では、「気・血・水」という三つ要素の状態やバランスで、人の体を見ます。
日本で流行っているダイエットの多くは西洋から渡ってきた方法が多く、特にメジャーな考え方は「太っている」場合は「食べたカロリーが動いたカロリーより多いことが原因」だから「とりあえず運動してカロリーを消費して」となりますが、東洋医学の考え方だと、太っている原因を体全体のバランスの乱れから考えるので、冷え症だったりだるさだったりという、他の症状も軽減することができるのが特徴です。
水を飲んでも太る、むくみやすいとか、雨の日にだるい、気圧の変化に弱い、冷え性、お腹がちゃぽちゃぽするなどが当てはまる方は「水滞」の可能性が高いです。「水はけが悪くなっていて身体が冷えてるよ」という身体からのサインです。
水滞を改善するには温めることと食べ物の選び方が大事!
「水滞」を改善するために、漢方の養生で私が実践した方法を3つご紹介します。
1. 温める・・・お風呂に浸かる、あずきカイロで首やお腹や腰を温める。
2.冷やさない・・・体を冷やす食材や、冷たいものを食べない。冷たいものを飲まない。
3. 味の濃いものや甘いもの(砂糖が入ったもの)は控えめにする。
簡単ですよね。実は、味の濃いものや甘いもの(白砂糖が入っているもの)は、身体の中に水を溜めてしまう食べ物なんです。私はアイスが大好きで季節を問わず食べていましたが、アイスは「冷たいもの」と「甘いもの」のダブルパンチと知ってからは、自宅の冷蔵庫に常備するのはやめました。
おすすめの食材は、「しょうが、あずき、黒豆、ニンニク、シナモン、とうもろこし、きゅうり、冬瓜、スイカ」など。
これらは身体を温める作用があるものや、水はけをよくする物です。
特に「あずき」は身体を冷やさない食材ですし、強烈に排水を促すので、私は毎日のお茶をホットの「あずき茶」に変えました。梅雨の時期などは水滞じゃない人にも、あずき茶おすすめです!
あずき:梅雨に良い食材 水太りやむくみ吹き出物に
食物繊維が豊富なため、肌荒れや便秘に有効です。梅雨時期など新陳代謝が悪くなるときや、むくみの解消におすすめ。余分な熱をとり、毒素を分解してうみを出すため、吹き出物、腫れ物によいでしょう。
(引用元:薬膳・漢方の食材帳 薬日本堂監修)
![]() | 薬膳・漢方の食材帳 毎日役立つからだにやさしい [ 薬日本堂株式会社 ] 価格:1650円 |
あとは、おすすめの食材をなるべく摂るようにする、それだけで、余分な水分が排出されて、かなりスッキリします。簡単なので、ぜひ試してみてくださいね!
小さな変化が、大きな自信に
最初の1週間は「これで本当に変わるの?」と思ってましたが、いつの間にか変わってたんです!本当にびっくりです。手足も冷えないし、浮腫まなくなったんです。人の体は食べたものや飲んだものでできているということ、これが身体の基本なんだって目からウロコの体験をしました!
もし「水を飲んでも太る」と思っているなら、一度「水滞」を疑ってみてください。
朝の白湯1杯から始めてみるとか、料理に生姜を足してみるとか。それだけで体が変わり始めるかもしれません。そして、プロに相談して自分に合う漢方薬を取り入れれば、もっと効果的に改善が目指せます。
体質に合った養生で変われる!
漢方の養生を知れば、食べるものや飲むものを体質に合わせて変えるだけで、簡単に変わることができるのです。
「食べなければ痩せるよね」という考え方は、40代50代には過酷で危険!髪も肌もパサパサになるし、痩せてもやつれた感じになって老け見え間違いなしです。
そんなに食べてないのに・・・という人は、運動で努力する前に自分の体質をチェックしてみましょう!
では、また次回!
関連記事:【水1日2リットルは飲みすぎ?】そのリスクと適切な補給を徹底解説!